各種施術に関する、良くある質問をQ&A形式にてまとめてあります。
ご不明な点があれば、ご来院の際のご参考にぜひご一読ください。
その外、ご質問等なりましたらこちらのメールフォームよりお問い合わせ下さい。
ピアスの穴を自分であけるのはキケンですか。
今はピアスを開ける機械も普及しており、穴を開けること自体は難しくはないのでしょう。問題は、開けることによって何が起こるか、正しい知識を持っていないために、開けた後さまざまなトラブルがおこることです。
まず、ファーストピアスはチタンなど金属アレルギーをおこしにくいきちんとしたものをつけるのが必須です。今まで金属アレルギーがなくても、穴を開けてじかに金属が皮膚の奥に接触することによって金属アレルギーになってしまうこともあるからです。
それから、穴が完成されるまで時間はかかりますから、その間はちょっとしたことが刺激になり化膿してしまったり、血が出たりすることもあります。ピアスによって、ケロイドになった方、ピアスが埋まってしまった方、無理につけていて耳が切れた方などいろいろトラブルがあります。
医療機関であけた後も、トラブルがあったらすぐ医者にみせましょう。
ブヨブヨのふくらはぎと二の腕が気になります。
脂肪溶解注射に興味があるのですが、注射なのでやはり痛いのでしょうか?
1回の注射でもずっと効果があるのでしょうか?
脂肪溶解注射は、脂肪あるいは水分の貯留を早く代謝させるのが特徴で、効果を実感するためには、通常2-3回以上の施術が必要です。二の腕やお腹は早く結果がでやすいです。一方、ふくらはぎの場合は元来水分が滞りやすい部分のため、脂肪・水分だけではなく、脂肪細胞の繊維化(脂肪細胞の周囲の組織が硬くなっている)が考えられます。したがって、とくに足がむくみやすい方の場合は注射をやりっぱなしでは効果がでにくく、何らかの物理的なマッサージを平行して行うのがよいでしょう。
お痛みに関しては、痛みに強い方であれば麻酔なしでも十分可能ですが、麻酔クリームを塗ればまずご心配はないと思います。むしろ術後の薬による腫れの痛みの方が気になるかもしれませんね。
最近、ノーニードルメソセラピーと称して、弱い電流による”穴を開ける”ことにより注射なしで痛みもなく効果があるということがいわれていますが、脂肪は深いためそこまで薬が到達する可能性は低いです。もちろん回数を重ねることで少しは効果が出るかもしれませんが、針のほうが確実に脂肪の部分に直接薬剤を働かせられるのでお勧めです。
レーザー脱毛は、今後妊娠などをしたときに悪影響は出てしまうのでしょうか?
レーザーによる脱毛のメカニズムは、光が選択的にメラニンに吸収され、そこに熱変性をおこさせることです。そのメラニンは最も毛に多いので毛の組織がこわれて毛が生えなくなるのです。ただ、メラニンは皮膚の表面の基底層にもあるため、妊娠中の敏感肌では熱によってやけどをおこしやすくなったりします。レーザーの光は皮膚の下数mmまでしか届きませんから、理論的には全身への影響はありません。
また、妊婦さんに対して安全かどうかの臨床研究は倫理上できないため、安全性が確立されているわけではありません。
念のため、妊娠中はさけるべきとされています。
エステティックサロンで永久脱毛をしているのですが、なかなか終わりません。
クリニックのほうがいいのでしょうか?
脱毛は医療行為です。厚生労働省もはっきりと通達を出しました。医師が行うべき施術、あるいは医師の指導の下で看護師が行ってもよいという解釈です。
レーザー脱毛は1985年にハーバード大学皮膚科のDr.Andersonのグループによって報告され、以来様々な機械が出ています。レーザー、IPLタイプがありますが、医療用のIPLとレーザーは効果にとくに違いがないという学術報告があります。
残念ながら、IPLの会社は出力を弱くしてエステにも販売しているのが現状です。出力を高くすればやけどなど副作用のリスクは高くなるからです。しかし、出力が低ければ当然効果は落ちます。
レーザー脱毛は1年以上の長い経過を追った臨床研究結果はありません。また、ごく一部の毛は何度やっても反応しない、あるいは逆に細くなったけれども長くのびるという現象がおこりえます。このメカニズムはまだ不明ですが、レーザー専門医の間ではおそらく弱い熱による何らかの生体刺激と考えられています。
レーザー脱毛を受ける側も、その医療行為を理解して受けることが結果的に満足を得られることと思います。
若い頃の足の脱毛の自己処理による赤茶のしみが目立つ状態に長年悩んでいます。
もう綺麗にすることはできないのでしょうか?
すでに色素沈着があるところにレーザーの熱(一種の人工的選択的やけど)をあてれば、それがやや悪化して長引いてしまう可能性があるので、色素沈着を抑えてからレーザー脱毛するほうが安全です。
赤みがあるなら、まだ軽い炎症があると考えられます。その場合、通常のハイドロキノン・トレチノインや、ケミカルピーリングが強すぎる場合もあります。まずは皮膚科の外用薬や、炎症を抑える効果のあるトラネキサム酸をビタミンCと一緒にイオン導入するのがいいと思います。
皮脂に悩んでいますが、皮脂腺をとることはできますか?
皮脂腺を”切除”するのは現実的ではありません。
しかし、皮脂腺を選択的に”破壊”するのは十分期待できます。光線力学的療法といって、アミノレブリン酸の軟膏を塗った後にそれに反応する光をあてる方法で、痛みはまずありません。アミノレブリン酸が選択的に皮脂腺にとりこまれるため、そこで光化学反応でできた活性酸素により皮脂腺の細胞が破壊されます。この方法はレーザー専門医の間ではニキビ治療としても定評ある方法です。
また、通常の近赤外線領域のレーザー、光治療は、熱作用によって皮脂腺を含む真皮を変性させることから、繰り返し治療することで皮脂腺が徐々に破壊されることが期待できます。
また、皮脂抑制効果のあるビタミンCのエレクトロポーレーション(メソアクティス)や超音波・イオン導入の併用をお勧めしています。
顔の窪みにはヒアルロン酸?脂肪注入?
年齢のせいか、目の下のたるみ&くぼみと頬と口元の窪み(コケたところ)が気になります。
改善するには、ヒアルロン酸、脂肪注入のどちらが適しているのでしょうか?
脂肪注入は大掛かりになりそうなので、できればヒアルロン酸を注入することで改善出来たらと思っています。
頬のコケた部分は広範囲ですが、ヒアルロン酸でも改善出来るのでしょうか?
目の下のたるみが眼球の裏の脂肪脱出、あるいは明らかに皮膚のたるみであれば、やはり手術は一番結果が出ます。
ただ、その下のくぼんだ所に注入剤をいれることで段差がなくなれば、かなり目立ちにくくなります。
注入剤の中では、現在はいろいろなタイプが出てきたヒアルロン酸がやはりお勧めです。コラーゲンもありますが、従来のものはコウシ由来のため、狂牛病のリスクを心配する方も多く、ヒト由来のものは安全性は高いですがハイコストです。ヒアルロン酸はやがて吸収されるのですが、安全性の観点からは、残るものよりもお勧めできます。異物として長く残るものは、肉芽腫というしこりや将来の拒絶反応(場合によっては全身性の)が心配だからです。
頬のボリュームを出すものもヒアルロン酸が汎用されています。脂肪注入は定着の問題はよくいわれていますので、思い切って手術をしたのに効果がないということもありえます。ポリ乳酸など長い時間をかけてコラーゲンを生成するといわれているものもありますが、肉芽腫のリスクはよく報告されています。

